124) 新年あけましておめでとうということでカヴァー作でも
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◆ |ヽJ 新年 ◆
◇ | (~ヽ. あけまして ◇
◆ .(~ヽー|ヽJ. おめでと~w ◆
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◇ リ(,, ・∀・)彡.平成二十四年 ◇
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…と言うにはちょっともう遅いような気がするが、遅筆ゆえに仕方ないw でもこういうのは時期ものとして一応ね。 そいえば今年は未だに餅食べてないなぁ。
今年は良い年に…と、我が国では多くのひとが願っているだろうけど、年明けにいきなり初地震が来たりして、震災は忘れさせないね。 神奈川や静岡にクジラが打ち上げられたりしてるらしいけど、これも予兆なのかね…。
Cover Album
BAD HABITZ 「DEDICATED TO PHIL LYNOTT」(1993)
FUNKY JUNCTION 「PLAY A TRIBUTE TO DEEP PURPLE」(1973)
PAT BOONE 「IN A METAL MOOD:NO MORE MR. NICE GUY」(1997)
VALENSIA 「QUEEN TRIBUTE」(2004)
YNGWIE MALMSTEEN 「INSPIRATION」(1996)
VA 「TRIBUTE TO AEROSMITH:NOT THE SAME OLD SONG AND DANCE」(1999)
VA 「SMOKE ON THE WATER:A TRIBUTE TO DEEP PURPLE」(1994)
VA 「THE MAIDEN YEARS:TRIBUTE TO IRON MAIDEN」(2001)
VA 「A TRIBUTE TO THE PRIEST」(2003)
VA 「BAT HEAD SOUP:A TRIBUTE TO OZZY」(2000)
(,, ^ω^)
BAD HABITZ 「DEDICATED TO PHIL LYNOTT」(1993)
① The Boys Are Back In Town - Do Anything You Want To
② Waiting For An Alibi
③ Jailbreak
④ Are You Ready
⑤ Bad Reputation
⑥ Don't Believe A Word - Chinatown - Suicide
⑦ Hollywood (Down On Your Luck)
⑧ Emerald
⑨ Rosalie - Cowboy Song
⑩ Johnny The Fox Meets Jimmy The Weed
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正月ということで企画モノね。 今回はカヴァー・アルバムをいくつか。
これは元・TNTのロニー・ル・テクロ(Gt)とモーティ・ブラック(Bs)も参加する、THIN LIZZYのカヴァーバンド、BAD HABITZの作品集。 選曲は定番曲中心で、隠れた名曲発掘的に意外な曲にスポットを当てるでもなく、さりとてベスト選曲かと問われれば少々物足りない。 特にテーマを感じさせず、いかにもお手軽なお遊び感も否めない。
ノルウェーでは割と知られたバンドというHARDLINEの元メンバー、ボルギー・ペダーセン(僕は未だに本作以外の音源は聴いたことないがw)のVoもちょい弱いとはいえ割とオリジナルのフィル・リノットっぽくて、演奏も独自色を全編に渡って強く主張してるでもない。 「だったらオリジナルを…」というのももっともだけど、、兎にも角にも演奏者の「好き」ってのが伝わってきて、心地良い。 もちろんそれは、その「好き」を伝えるための確かな技術を彼らが持っているからこそだけど。
しかし元々ロニーはそれ程熱心なファンではなかったらしいw そのロニーは時折彼らしいフレーズも入れてるけど、元々のキメフレーズなど、ポイントは押さえて割とオリジナルに忠実に弾いてる。
全体的に、良くも悪くもオリジナルよりもカッチリまとまってる印象が強いかなぁw
(,, ・ω・)
FUNKY JUNCTION 「PLAY A TRIBUTE TO DEEP PURPLE」(1973)
① Fireball
② Dan
③ Black Night
④ Palamatoon
⑤ Strange Kind Of Woman
⑥ Hush
⑦ Rising Sun
⑧ Speed King
⑨ Corina
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THIN LIZZYがまだ売れてなかった時期に、FUNKY JUNCTION名義で日銭稼ぎのために作った、DEEP PURPLEの曲のカヴァー・アルバム。 「フィル・リノットがイアン・ギランのようには歌えなかったから」とも、「フィルが歌うと声で正体がバレるから」とも言われるが、Voはベニー・ホワイトという人物が担当している。 このベニーのVoも決してギランっぽくはないのだが…。 いずれにせよ怪しい作品w
メインのPURPLE曲のアレンジはどれもほぼそのままで、カヴァーというよりもコピー。 しかも演奏は決して褒められるようなものでもなく、①のGtソロなどは自分の耳が何か勘違いしたのかと、思わずもう一度聴き返すほどのレベル。 ここから察するに、オリジナルとはアレンジが異なる部分はあえて変えたのではなく、技術的な問題で演奏できなかったために変えたのではないかとすら疑う。 まあこの①のGtソロは突出してひどいので、この曲のレコーディング時には何かトラブルがあったのかも知れないw
正直言って、本作は資料的な価値に重きを置く作品かなあ。
PURPLEの有名曲に混じって②④⑦⑨という曲も並んでいるが、これはスタジオ収録中に思いつくまま穴埋め用に作った曲とのこと。 ⑦などはモロだが、これらはどこぞの有名曲からインスパイアされたか引用したような部分も散見されるインスト曲が大半。 意識して聴けば、なるほどLIZZYっぽさが覗えるところもあって、その辺をチェックするのも面白いかな。
(,, ・∀・)
PAT BOONE 「IN A METAL MOOD:NO MORE MR. NICE GUY」(1997)
① You've Got Another Thing Comin' (JUDAS PRIEST)
② Smoke On The Water (DEEP PURPLE)
③ It's A Long Way To The Top (If You Wanna Rock And Roll) (AC/DC)
④ Panama (VAN HALEN)
⑤ No More Mr. Nice Guy (ALICE COOPER)
⑥ Love Hurts (THE EVERLY BROTHERS, NAZARETH)
⑦ Enter Sandman (METALLICA)
⑧ Holy Diver (DIO)
⑨ Paradise City (GUNS N' ROSES)
⑩ The Wind Cries Mary (THE JIMI HENDRIX EXPERIENCE)
⑪ Crazy Train (OZZY OZBOURNE)
⑫ Stairway To Heaven (LED ZEPPELIN) ※ 曲名後の括弧内はオリジナル・ヴァージョンのアーティスト |
本作はポップス界の大御所PAT BOONEによる、HM/HR曲のカヴァー集。 よくぞこんな企画を…という瞬間芸的アイデア作品だが、出オチで終わらず、中身も凄まじい。 これはたとえば電車内で携帯プレーヤーを使用して軽々しく聴いていいシロモノではない。 とてもじゃないが笑いをこらえ切れる自信がないw
Gtの大半はラッパに置き換えられ、女声コーラスが大きくフィーチャー。 どれも見事にアダルト・コンテンポラリーなポップソングに生まれ変わっている。 好むも好まざるにしても、これは手抜きでテキトーに作ったものではないと思われる。
アホ芸はここまでやってこそ芸になるのだ。
B!誌での採点拒否は称賛と受け取るべきだろうw
もしこれを聴いて興味持ったひとがオリジナル聴いたら、かなりのショックを受けるだろうなぁ。
①:開始後3秒と経たずに腰が砕ける。 ある意味真っ当なジャズ的解釈とも言えるのか…w とにかくこの1曲だけで、本作の方向性はほぼ掴めるのでは。 真面目なメタラーなら怒りだしてCD叩き割りそうなヴァージョンだが、大御所がここまでやると微笑ましい。 改めて聴いても、つい笑ってしまうw
②:"Smoke On The Water"には"ROCK AID ARMENIA"ヴァージョンや、それを参考にしたと思われるRIOTによるヴァージョンも苦笑で迎えられたが、本ヴァージョンはそれすら吹き飛ばす内容。
今のイアン・ギランでもここまでリラックスした雰囲気は出せないだろうw
Gtソロが割と自己主張してるのがまた可笑しいw
③:第一印象としては、「AC/DCにこんな曲あったっけ…?」 これは多分に僕がAC/DCを好んで聴かないためというのが大きいんだろうけど、知ってるはずなのにオリジナルがどんな曲だったのかまったく思い浮かばなかった。 この歌い出しなんて、どちらかと言えば"Born To Be Wild"だよ…w やっぱAC/DCの曲は、あのGtリフがないとまったくAC/DCの曲として成立しないのがよくわかったw
④:これもオリジナルとはまったく異なる(と言うか本作のテイクはどれもほぼ同じ雰囲気w)のだが、これはこれで"あり"なんじゃないだろうか。 冒頭のメタル風のGtさえ余計と思えるほど、良い意味でこの力を抜いたバカっぽさは曲のテーマにハマってるw
⑤:これならアリスもステージに蛇は持ち込まないだろう。 歌詞からはオリジナルにはなかった切なさまで漂ってきそうだw
⑥:これはオリジナルはTHE EVERLY BROTHERSなのだが、本作のコンセプトからして、下敷きとなったのはNAZARETHによるヴァージョン。 もちろん本作の収録曲はどれも当然のように原型を留めてないのだから、どっちのヴァージョンでもいいじゃんとは思うがw 他曲はどれもそのあまりにも変貌した姿が可笑しいところが売り(?)だけど、このバラードはネタ的な意味ではなく、ごく真面目な曲として良い雰囲気。 それは本作では浮いてしまうほどw
⑦:いったいどんな感情移入して歌ってるのか、さっぱりわからないw 深く考えてしまうとある意味シュールで、オリジナルよりも不気味でホラーなヴァージョンになってしまってるw イントロだけはしっかり残してるのもまたさらに妖しさを増幅させるw 最後の「Let's go!」ってのはいったい何なんだww
⑧:シリアスすぎるイントロとエンディングのアレンジなどを聴いてると、どこまでマジでどこからがジョークなのかわからない。 しかしこれが本作中ではこれが割とオリジナルに忠実に聴こえてしまうのが恐ろしいところだw ところどころで聴かれる妙に力の入った歌い回しがロニー・ジェイムズ・ディオっぽいと言えないこともないw
⑨:もしこっちがオリジナルでGN'Rのほうがカヴァーだと言われても信じるよw いかにも"Paradise City"という感じで、こんなスタンダード曲はありそうだもんw
⑩:バラード系はマトモすぎて、かえって面白みが薄いかもね。 ジミ・ヘンドリックスの凄さの一つはVoとGtのコンビネーションだから、このテイクではその辺りがすっかり抜け落ちてしまってるのもマイナス。 これを単独で聴けば悪くない出来だが、オリジナルからのマイナスを補う新たな魅力をプラスしてるかとなるとちょっと厳しい。
⑪:いずれシャロンはこういうアレンジさせて、オジーを死ぬまで歌わせたりして…w ここまでされると、ランディ・ローズのあのGtソロがなくてもまったく気にならないものなんだなあ。 サビに入るとテンポアップしたり、オリジナルよりもメリハリをつけてると…言うのは無理あるかなw
⑫:エキサイトメントは乏しいが幻想的な雰囲気も出ていて、これもこれで面白い。 何か違うドラマになっちゃってるけどw
(,, >∀<)
VALENSIA 「QUEEN TRIBUTE」(2004)
① Sheer Heart Attack
② Man From Manhattan
③ Bohemian Rhapsody
④ Polar Bear
⑤ I'm In Love With My Car
⑥ We Will Rock You
⑦ Liar
⑧ Dear Friends
⑨ All The Young Dudes
⑩ Killer Queen
⑪ Love Of My Life
⑫ My Fairy King
⑬ You Take My Breath Away
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VALENSIAはオランダのシンガーで、Gtやピアノもこなすマルチプレイヤー。 その音楽性はデビュー当時からQUEENとの類似性を指摘され、その中にはそれを否定的に捉える論調も多かったように思われる。 同時期に似たような傾向も見受けられた、これまたオランダのロビー・バレンタインは、どちらかと言えばいちいちQUEENの名前を出されることにうんざりしてたようだけど、VALENSIAはそういうのはあまり気にしないタイプなのか、「もちろんQUEENは大好きで、影響も思いっきり受けているに決まってるだろ」と言わんばかりに、こんな作品まで作ってしまった。
こんな拘りを感じさせたカヴァー・アルバムは、僕はほかに知らない。 ここで言う拘りというのは、オリジナルそっくりに、細部まで徹底した完コピっぷりということではなく、各曲それぞれ、アルバムの構成などに対するコンセプト。 単に好きな曲を寄せ集めただけのお遊びとはまったく違う。 そゆのも好きだけどねw
まず本作全編の前提となるテーマは、「若き日のフレディ・マーキュリーが歌う」ことだという。 もちろん既に亡きフレディ本人が、ましてや「若い頃」なんて条件付きのフレディが実際に歌うということではなく、そのイメージでVALENSIAが歌うということ。 そしてQUEEN以上にQUEENらしさを表現しようという試みだという。
こういうのはしばしばそのミュージシャンの中にしかない勝手な解釈や、無理矢理オリジナリティを出そうとして、オリジナルとは掛け離れた自己満足的な像を作ってしまったりするか、あるいは単なるデフォルメになりがちなもの。 しかし本作はオリジナルのフォーマットはほぼそのままに、そこにVALENSIAが思い描くQUEEN像を新たに加えて、なおかつそれを広く共感を得られるであろう形で表現している。 彼は本作においては"VALENSIAらしさ"ではなく"QUEENらしさ"に拘っており、事実それに成功しているが、QUEENを追求したことが結果的には本作をVALENSIAならではという作品に仕上げている。 要するに、とにかく凄いw
①:スピード感を増したヴァージョン。 本作での彼のVoは全曲そっくりというほどでもないが、ここでは割とフレディっぽい。 元の声質がそれほど似てるわけでもないと思うが、やっぱ相当聴きこんでいて、ポイントとなる癖が身に着いてるんだろね。 この曲では感じないけど、他曲でのヴィブラートの掛け方なんてのは結構違ったりもするんだけどなぁ。
②:フレディがプロデュースし、彼とブライアン・メイが客演してるとはいえ、これはQUEENではなくエディ・ハウエルの曲。 2曲目で早くもこんな奇を衒った曲を入れるのもどうだろうとは思うw だがこれをあえて収録するところに強い拘りを感じるのだw でもこの曲はVALENSIAが昔から好きで好きで…なんて曲じゃないんだよね。 当時のインタビューを読む限り、どうもこの曲は存在こそ知っていたものの、初めて聴いたのは本作制作時のちょっと前くらいな雰囲気。 オリジナルのエディの声は気に入らなかったが、「QUEENぽい曲だよなあ。 QUEENのヴァージョンがあればなあ」みたいなノリで、「もしQUEENがこの曲をやっていたら」というテイクを自分で作ってしまったというヴァージョンだw ここでのVoはフレディではなく、完全にVALENSIA自身になってしまっている。 こういうお手本のない曲では割とフレディから離れがちになってしまう辺り、やはり彼の声は決してナチュナルにフレディ声ではない。
③:これはかなりの完コピ度。 このテイクについて、彼はオリジナルを忠実に再現しようと試みたと語っている。 「QUEENのカヴァー? VALENSIAなんてやつにそれができるのか?」なんて連中に、「これでどうだ!」と"カマす"意図もあるそうだw これだけきっちりやられると、他曲でのオリジナルとは違う部分は、「コピーできずに誤魔化してる」のではなく、「あえて変えている」と示すことにもなっている。 何ヶ所かはサンプリングしてるんじゃないかとホントに疑われそうな部分もあるw 唯一、オペラパート前のGtソロだけはほんのちょっとだけ意図的に変えている。 その理由は、「サンプリングではなく、自分でプレイしたものだという証拠にするため」だそうだw
④:これまたQUEENの曲ではないw これはQUEENの前身バンドのSMILEの曲。 そしてこれまた②と同様、きちんとレコードなりCDで聴いたものではなく、
インターネットで見つけたデモテープのヴァージョンしか聴いていない
とのこと。 「だからなぜそんな曲をあえてカヴァーするのだ!?」とツッコミたい…w でも可愛い雰囲気の、良い曲だよね。
⑤:この出発点は、「ロジャー・テイラーが歌っていたこの曲を、フレディとケイト・ブッシュとのデュエット・ヴァージョンにしてみたい!」というもので、なかなかに普通ではない。 心理学者ならここに複雑に屈折した倒錯的な願望でも見出すところだろうw そしてその結果はと言えば、フレディはともかくケイトはこのテイクのどこにも居ないww なんかひたすら怪しいヴァージョンになっている。
⑥⑦:最初は⑦だけをレコーディングしたものの、「もしこの曲をもう少し後にQUEENがやったとしたら、"We Will Rock You"のようなもっとビッグなプロダクションにしただろう」と思い、イントロにそれっぽい音を入れることにした。 その際、「どうせだからとりあえず"We Will ~"まるごと録音しよう」ということで、歌入れは簡単に10分で終了。 で、"We Will ~"はイントロにちょっとだけのつもりが、このようなメドレーになったという次第。 ⑦は一部"Bohemian Rhapsody"風になっていたりなど、アレンジに小ネタを加えてる。
⑧:基本的にオリジナルそのままの小作品だが、コーラスを省略したあっさりヴァージョン。
⑨:デヴィッド・ボウイのオリジナルをMOTT THE HOOPLEがプレイしたヴァージョンが下敷き。 ということで、これもQUEENの曲ではないw 初めて聴いたときに、「QUEENがプレイするに相応しい曲」と思ったんだそうだw 一応ちゃんとQUEENとの繋がりもあって、これは「フレディ・マーキュリー追悼コンサート」でミック・ロンソンと共にQUEENのメンバー3人がプレイしている曲。 もっともVALENSIAはそれは知らなかったようだ。 もう一つ、こちらは彼も知っていた繋がりとして、QUEENはMOTT THE HOOPLEの前座を務めたことがある…というのは少々苦しいw
⑩:スロー・ヴァージョンになっているが、知らずにQUEENの別テイクと言われれば信じちゃいそうw
⑪:アコギ・ヴァージョン。 なんとなくこれはQUEENとはちょっと違うかもw
⑫:QUEENの1stの時点ではまだ予算も少なく完成形ではないだろうということで、「もしこの曲をもう少し後にQUEENがやっていたら…」と彼が思い描く、「完成形」に近づけている。 オリジナルは特にエンディングの処理に大いに不満があったとのこと。
⑬:この曲で終わったほうがアルバムは締まるだろうし、これはボーナストラックじゃなくて正規曲にすれば良かったのになぁ。 オリジナル以上にしんみりとした雰囲気。
(,, ^ω^)
YNGWIE MALMSTEEN 「INSPIRATION」(1996)
① Carry On Wayward Son (KANSAS)
② Pictures Of Home (DEEP PURPLE)
③ Gates Of Babylon (RAINBOW)
④ Manic Depression (JIMI HENDRIX)
⑤ In The Dead Of Night (UK)
⑥ Mistreated (DEEP PURPLE)
⑦ The Sails Of Charon (SCORPIONS)
⑧ Demon's Eye (DEEP PURPLE)
⑨ Anthem (RUSH)
⑩ Child In Time (DEEP PURPLE)
⑪ Spanish Castle Magic (JIMI HENDRIX) ※ 曲名後の括弧内はオリジナル・ヴァージョンのアーティスト |
カヴァー・アルバムがひとつの流行だった時期があった。 それに乗っかったと見做されるのが嫌だったのか、それとも「ほかの安易な凡百作品と一緒にするな!」という気持ちからか、「カヴァー・アルバムではなくインスピレーション・アルバムだ」とイングヴェイ本人は言い張っていたのが、このカヴァー・アルバムw 意外なほど選曲に意外性が少ない上に、元ネタアーティストのバラエティに乏しく、DEEP PURPLE(RAINBOWも入れると要するにリッチー・ブラックモア絡み)がやたらと多い…。 本人の表向きの意気込みとは裏腹に、凄まじくお手軽感、手抜き感が漂う。 "らしい"と言えば"らしい"が…ww
しかも当初はロニー・ジェイムズ・ディオ含め、オリジナル・ヴァージョンでの大物Vo複数に参加してもらうなんて話だったのが、面子は結局
いつもの子分たちばかり
だし…w ジョー・リン・ターナーはそれなりに大物ではあるけど、昔一緒にやってた間柄だし、結構カネに困っていて、食い扶持になるならホイホイと…とも聞くしなぁ…。
とりあえず参加したVoを挙げておくと、①③⑥はジェフ・スコット・ソート、②⑧⑪はジョー・リン・ターナー、⑤⑦⑨⑩はマーク・ボールズ。 ④はイングヴェイ自身が歌っている。 つまりすべてイングヴェイのソロ作の歴代Voだw 参加しなかったのは、直近のVoだが関係決裂したばかりのマイク・ヴェセーラと、いろいろと金銭面での折り合いが着かなかったヨラン・エドマン。 参加したメンバーとて決してイングヴェイと仲良しさんばかりというわけではないが、この二名とはそれ以上にどうしようもないほどの関係だったというわけだw
バッキングは基本的にはイングヴェイがGtとBs、アンダース&ヤンス・ヨハンソン兄弟がDrとKeyを担当し、一部の曲ではマッツ・オラウソンやデイヴ・ローゼンタールといったKeyも参加している。 デイヴはその後、イングヴェイのオーケストラ・クラシック作に関わるが、クレジットについて揉め、まるで自然な流れのように関係悪化という道を辿っている。
そしてもうひとりの参加者。 今では感慨深いのが、①のマルセル・ヤコブ(Bs)。 今となっては改善しようもないふたりの関係は、当時は一応は付き合える程度には、良い時期だったんだなぁ…と、ちょっと切なくなる。
内容的には、清々しいほどいつもどおりのイングヴェイ。 Gtソロが始まると世界観が変貌するw 日本初回盤の帯にある、「最高の敬意と感謝を、偉大なる先達に捧ぐ」の叩き文句は眩しすぎて正視できないww ま、ソロパート以外は割ときちんとバッキングに徹しているのだから、そこをまず評価すべきだろうw
いや本当にこれ結構良いんだよw イングヴェイ自身のオリジナル曲においては、指癖でひたすら弾き倒すGtソロにマンネリ感を感じてしまったりもするが、カヴァー曲の場合はこれが意外な組み合わせゆえの新鮮さもあり、カッコ良かったりする。
①:Gtソロだけ完全にイングヴェイ・ワールドになってしまう典型例w 僕なんて原曲よりも先にこっちを聴いたものだから、むしろオリジナル・ヴァージョンに違和感があったりするw
②:⑧もそうだが、ジョーが在籍時のRAINBOWやDPの曲ではなく、単にイングヴェイが好きだからという理由だけのイアン・ギラン時代のDPの曲を、何の遠慮もなく歌わせたりしているw でも⑧はオリジナルよりも良い歌になってるし、ジョーによれば、彼が在籍時のDPは決まりきった曲ばかりプレイしていたので、これを歌うのは新鮮で良かったようだ。 (ジョーがイングヴェイに気を遣ってそう言ってるだけかも知れないが…w)
③:これを機にRAINBOWを熱心に聴くことはなくなったというアルバム「LONG LIVE ROCK 'N' ROLL」の中にあって、唯一彼が気に入っていた曲。 "Rainbow Eyes"のようなソフトな曲はともかく、"Kill The King"まで嫌っているのは意外。 ここではイントロとエンディングに、いかにもイングヴェイらしいアレンジが施されてる。
④:イングヴェイがジミの曲を歌うのはライヴでもお馴染み。 多少弾きすぎるくらいの彼のGtも、ジミの曲ではちょうどいいw
⑤:Voが力強くなり、原曲のKeyフレーズをGtでプレイしたりと、すっかりヘヴィメタリックなヴァージョンに。
⑥:イングヴェイは全編勢いだけで弾きまくるよりも、スローな曲でやや抑えたGtソロのほうが良かったりするが、これもやっぱそんな感じ。
⑦:原曲のフレーズもそこそこ残っていて、違和感はほとんどない。 おそらく原曲というかウリ・ジョン・ロートのGtが彼のプレイスタイルに直接的な強い影響を与えているためだろう。
⑧:原曲はイングヴェイがお気に入りとしてなぜかしばしば挙げる曲。 どうやら彼が初めて姉に貰ったレコードの収録曲らしいので、たぶんそういう状況に起因しているのだろうw
⑨:自身の作品ではあまり露骨に影響を出さないが、テクニカルなプログレ系も結構聴いてるようだ。 (おそらく好きなのはほぼ'70年代作品に限るだろうが…w) そう言えばDREAM THEATERのジョン・ペトルーシ(Gt)と電話を通した会見企画なんてのもやってた。 イングヴェイは作品に関しては(いや作品に限らず何でもか…)お世辞など言わずに、自分の好き嫌いははっきりと公言するタイプなのだが、DTの「IMAGES AND WORDS」をべた褒めしていた。 当時イングヴェイはDTの最新作「AWAKE」はまだ聴いていなかったが、「とても良い」という評判は周囲から聞いていたそうだ。 「AWAKE」については、まだ彼が聴いていなかったことはこの企画した側にとっても、イングヴェイとペトルーシ双方にとっても幸運だったと、僕は思うw ま、ペトルーシとの電話番号交換を執拗に熱望し、「新作は絶対聴くよ!」と断言していたイングヴェイがそれをすっかり忘れて、未だに「AWAKE」を聴いていなくても不思議ではないw
⑩:VoもGtもKeyも素晴らしく、本作のハイライトとなるべきトラックなのに、やはり惜しむらくは多くの者が指摘する終盤の処理。 いくら自分が主役の作品とはいえ、やりたいことはもう終わったとばかりに、Gtソロ後をまるごとカットとは…。
⑪:のびのびと楽しくプレイしておりますw
(,, ^ω^)
VA 「TRIBUTE TO AEROSMITH:NOT THE SAME OLD SONG AND DANCE」(1999)
① Back In The Saddle
② Rag Doll
③ Chip Away The Stone
④ Last Child
⑤ Sweet Emotion
⑥ Dream On
⑦ Walk This Way
⑧ Draw The Line
⑨ Same Old Song And Dance
⑩ No Surprize
⑪ Toys In The Attic
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AEROSMITHの曲のカヴァー・アルバム。 エアロ好きも、ロクに興味ないひとも参加してますw 参加者は多いし、(ryするが、眺めているだけで嬉しくなるような面子だw
オリジナルは良い意味でルーズだったり、"緩い"部分もひとつの売りだが、本作ではその辺りが割とタイトになってしまってるのが多いのも面白いw しかしもちろん僕の興味の第一は、ロニー・ジェイムズ・ディオとイングヴェイ・マルムスティーンとがコラボレートした⑥。 これはエアロファンにとってはむしろ邪魔なんじゃないかと思うけどw こういう企画でもなければ、お互いの性格からしてまずあり得なかった貴重な組み合わせだからねー。 聴かずとも既に
ありがたやありがたや状態w
(,, ^ω^)
VA 「SMOKE ON THE WATER:A TRIBUTE TO DEEP PURPLE」(1994)
① Speed King
② Space Truckin'
③ Stormbringer
④ Rat Bat Blue
⑤ Lazy
⑥ Maybe I'm A Leo
⑦ Smoke On The Water
⑧ Fireball
⑨ Hush
⑩ Woman From Tokyo
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DEEP PURPLEの曲のカヴァー集。 参加メンバーのうち、VoとGtだけ挙げるとこんな顔触れ。
① Speed King:ケリー・キーリング、イングヴェイ・マルムスティーン
② Space Truckin':キップ・ウインガー、トニー・マカパイン
③ Stormbringer:グレン・ヒューズ、ジョン・ノーラム
④ Rat Bat Blue:リッチー・コッツェン(Vo、Gt兼任)
⑤ Lazy:ジョー・リン・ターナー、イングヴェイ・マルムスティーン
⑥ Maybe I'm A Leo:ポール・ギルバート(Vo、Gt兼任)
⑦ Smoke On The Water:ロバートメイソン、ラス・パリッシュ
⑧ Fireball:ドン・ドッケン、レブ・ビーチ
⑨ Hush:ジェフ・スコット・ソート、マイク・ヴァーニー
⑩ Woman From Tokyo:トニーハーネル、ヴィニー・ムーア
選曲を見るに、明らかにイングヴェイが真っ先に美味しい曲を強引に確保したっぽい雰囲気が覗えるw ⑤でのジョーとの組み合わせなんてのはもはや慣れたもので、企画作なのにまったく新鮮さがないw だがこれはイングヴェイが主役のアルバムではなく、どの曲もそれぞれ楽しい。
⑦がまるで当たり前のようにシンプルな完コピだったり、②でのあまりにも間延びした「Come on!」で腰を砕いておいて、きちんと高音シャウトはキメるキップのVoなどもニクい演出だw この曲をカヴァーすると、「Tokyo」の発音が必ずイアン・ギランっぽくなってしまう⑩もお約束w ⑨ではやっぱジェフ・スコット・ソートの使い勝手の良さを再確認したりもするね。
こういうカヴァー作品にやたらとオリジナルのVoが参加するのは僕はあんまり好きじゃないけど、③でのVoはやはり圧巻。 ま、これは元々ツインVoのもう一方のデイヴィッド・カヴァデールが大きくフィーチャーされてた曲でもあるし、
ちょっとした怨念みたいなものも感じられるのがまた良いw
(,, ^ω^)
VA 「THE MAIDEN YEARS:TRIBUTE TO IRON MAIDEN」(2001)
① Can I Play With Madness
② 2 Minutes To Midnight
③ Wrathchild
④ Hallowed Be Thy Name
⑤ Running Free
⑥ The Evil That Men Do
⑦ Phantom Of The Opera
⑧ Number Of The Beast
⑨ Iron Maiden
⑩ Run To The Hills
⑪ The Trooper
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リー・ハートとポール・ディアノ主導で製作された、IRON MAIDENの曲のカヴァー集。 Voを務めているのは①⑩はスティーヴ・オーヴァーランド、②⑧はスティーヴ・グリメット、③⑤⑦⑨はポール・ディアノ、④⑥はドゥギー・ホワイト、⑪はゲイリー・バーデン。 改めて見るとポール・ディアノの参加曲多いよなぁ。 これだけ多いと、「IRON MAIDENのオリジナルシンガー参加!」というありがたみはまったくないだろうにw CDのライナーにも書かれているように、どうせならブルース・ディッキンソン時代の曲をやるとか、アレンジを大胆に改変するとか、多少なりとも新たなアイデアを加えればいいのに、何の工夫もなくとりあえず歌ってるだけ。 これこそまさしく、「オリジナルを聴けばいいじゃん」 小銭稼ぎのためという、ディアノの事情も露骨に見せてしまっている。 ま、いかにも悪名高きリー・ハートお得意のNWOBHM便乗作で、他の参加者には申し訳ないが、"TRIBUTE"という冠を付けるのもどうなんだというアルバム。
本作で面白いのは、ディアノ参加曲よりもむしろその他の曲。 ④⑥という美味しい曲を押さえたドゥギーは、オリジナルのブルース・ディッキンソンと比較してしまうと弱いかも知れないが、なかなか無難にこなしてるし、何よりもまず新鮮だw ちなみに彼はブルース脱退時にメイデンのオーディションを受けたが、ブレイズ・ベイリーに敗れている。 なぜブレイズがメイデンのVoに選ばれたのか、というかスティーヴ・ハリスは「ブレイズ meets メイデン」にいったいどんな理想像を描いていたのか、未だに大いなる謎であるw
僕はグリメットのVoが好きなんだけど、本作ではちょいと物足りないな。 彼のVoなら、"Aces High"を聴いてみたいなぁ。 強烈にハイトーンスクリームを効かせた曲のほうが彼に似合うかな?
本作中で最も興味深いのは①⑩。 最初はちょっと違和感あるけど、メイデンの曲中でもポップな部類、特に思いっきりそれを狙った①なんてのはこれが曲本来の姿なんじゃないかとすら思う。 原曲はブルースが歌ったからああいうふうになってしまっただけであってw 同じコマーシャル狙いな曲ということで、"Flight Of Icarus"をオーヴァーランドが歌ったらと想像するのも面白い。 別のカヴァー・アルバム、「SLAVE TO THE POWER:THE IRON MAIDEN TRIBUTE」でのイアン・パリーの歌うヴァージョンは、オリジナル以上に力んだヴァージョンになってしまっていたが…w
最後を飾るのはゲイリー・バーデン。
いつもどおりの歌いっぷりで、
見守りつつも思わず
「頑張れ、頑張れ」
と応援し、聴き終わった後には"ほっ"とせずには居られないw
(,, ^ω^)
VA 「A TRIBUTE TO THE PRIEST」(2003)
① Hell Bent For Leather (ANNIHILATOR)
② Metal Gods (PRIMAL FEAR)
③ Beyond The Realms Of Death (陰陽座)
④ Riding On The Wind (WITCHERY)
⑤ Screaming For Vengence (ICED EARTH)
⑥ Jawbreaker (SIEBENBURGEN)
⑦ Breaking The Law (HAMMERFALL)
⑧ The Hellion/Electric Eye (BENEDICTION)
⑨ Painkiller (DEATH)
⑩ All Guns Blazing (SILENT FORCE)
⑪ Dreamer, Deceiver (STEEL PROPHET)
⑫ Never Satisfied (ARMORED SAINT)
⑬ Green Manalishi (THERION)
⑭ Diamonds And Rust (THUNDERSTONE) ※ 曲名後の括弧内はカヴァーしているアーティスト |
ドイツのNuclear Blastレーベルから2003年に発表された、JUDAS PRIESTの曲のカヴァー・アルバム。 本作が制作されたのは、JPを脱退したロブ・ハルフォードが再加入する前で、ティム・オーウェンズがVoとしてすっかり定着してた時期だったと思うが、本作の収録曲名には見事にティム在籍時の曲はなく、さも当然のようにロブ在籍時の曲だけで構成されている。 ティム脱退~ロブ再加入はやはり必然。
①:RAGEにしろ、このANNIHILATORにしろ、メタリックでキレのあるGtバンドにJPの曲はよく似合う。 このテイクは彼らのアルバムの日本盤にボーナストラックとして収録済みなので貴重性はないが素直にかっこいい。
②:JP曲のカヴァー・アルバムには、「LEGENDS OF METAL VOL.1」「~2」という作品もあるが、その2作両方に参加していたのがGAMMMA RAY。 当時のVoはラルフ・シーパーズだが、そのラルフがまたもや、しかし今回はPRIMAL FEARのメンバーとして参加している。 ラルフはロブ脱退後のJPのVoオーディションの最終選考まで残るも、ティムに敗れて涙を飲んだ人物で、JPへの断ち切れぬ強い想いを感じさせるw そんな思いを感じつつこれを聴けば、ここに凄みと悲哀を感じるだろうw
③:権利関係の問題により、日本盤のみ差し替え収録。 元々収録されていたのはSKID ROWによる"Delivering The Goods"だが、これは彼らのミニアルバムにも収録されていてそちらでも聴けるし、かえって嬉しい差し替え。
どうせなら黒猫のVoによる女声ヴァージョンも聴きたかったけどw
Gtソロも含め、基本的にオリジナルに準拠しつつも独自性を加えており素晴らしい。
④:Voの声質以外はほぼ原型を留めつつ、かなり自然にデスラッシュ・ヴァージョンへと変貌を遂げている。 JPの曲はスラッシュ系との相性は悪くないと再確認。
⑤:ICED EARTHも前述の「LEGENDS~」に参加しており、彼らもかなりのJP好きと見受けられる。 JP脱退後のティムを招き入れたりするし…。 それはリッチー・ブラックモア絡みのミュージシャンをやたらと起用する、イングヴェイ・マルムスティーンと同様の感覚なのだろうか?w
⑥:本作中で唯一、僕が未だにまったく知らないのがこのSIEBENBURGEN。 ここに収められたこの1曲以外は何も知らないw ライナーによるとスウェーデンの白塗りブラック/ゴシックメタルバンドらしい。 このジリジリしたエフェクティヴなVoはこういう企画盤では面白くはあるけど、わざわざ彼らのアルバム聴こうとは思わないなw
⑦:ライヴでよくやってしているという、本来の担当パートを各々交換しての録音。 これはウマい・ヘタよりも、なぜこんなに古臭いC級R&Rバンドみたいな印象なのかというほうが気になる。 決して音質のせいではないのだが。 一聴して納得のお遊びで、企画盤としてはこういうのもありだろうけど、比較対象としてマトモなヴァージョンも…とも思うw
⑧:今では歌詞が聞き取れる程度ならデスをあまり意識しないなー。 しかし低音主体のは音域がやはりちょっとね。 この曲では盛り上がりがどうしても中途半端になる。
⑨:今は亡きチャック・シュルディナーのシャウトはやっぱ凄い。 もちろんこれは主に思い入れ変換によるものだけど、故人がその最期の近くで残した音源の中には時折何かを強く投影してしまうものがあったりもする。 音楽性はまったく異なるけど、QUEENの"The Show Must Go On"とかね。
⑩:原曲以上に疾走感を強調したヴァージョン。 サビに情緒の欠片もなくなっており、心なしかそのバックに'60年代ポップス風な女声コーラスまで聴こえてきそうだw Keyソロも入ってる。 派手なKeyをフィーチャーしたJPなんてのもあってもいいかもw
⑪:良い曲だよねえ…。 今のJPには望むべくもない…ってか、こういうバラードは初期のごく一時期しかやってないんだよね。 このテイクはSTEEL PROPHET自身のアルバムや、別のカヴァー・アルバム「HELL BENT FOR METAL」にも収録されていた(別レーベルの同様な企画盤に同一テイクを提供するというのもどうなんだろう…)もので、選曲こそ初期の曲でやや渋いものの、JPには大した思い入れはないんじゃないかなぁ。
⑫:これまた初期の曲で、ついでにこれも使い回しテイク。 選曲的には本作中最も地味だろう。 初期で割と気に入ってる曲としてなら、ロブはたまにこの曲名を挙げるけど。 どうせ地味で思い入れの強い者も少ない曲だろうし、もっと大胆にいじってしまったほうが面白かったかなw
⑬:終盤2曲は、元々別人の曲だったのをJPがカヴァーして、すっかり「JPのアレンジによる別の曲」みたいになった曲で、つまり「カヴァー曲をカヴァーした曲」w 終盤の「オーオオオー♪」の大合唱がライヴで最も盛り上がるパートだけど、元々のスタジオ・ヴァージョンではVoはそれほど大きな音でミックスされてるわけでもなかった。 ここではスタジオ・ヴァージョンではなく、ライヴ盤「UNLEASHED IN THE EAST」を参考にしたのか、その部分のVoは前面に押し出している。
⑭:JPはジョーン・バエズの原曲にかなり手を加えて、すっかりハードロック曲にしてしまったが、このTHUNDERSTONEもその上にさらに手を加えて、まるでSF要素もあるヒロイック・ファンタジー風メロスピみたいにしてしまっている。 Keyアレンジがまた秀逸で、これは結構掘り出し物。 たぶん彼らのオリジナル曲の大半よりも、このカヴァー・ヴァージョンのほうが出来は良いと思うw
(,, ^ω^)
VA 「BAT HEAD SOUP:A TRIBUTE TO OZZY」(2000)
① Mr. Crowley
② Over The Mountain
③ Desire
④ Crazy Train
⑤ Goodbye To Romance
⑥ Hellraiser
⑦ Shot In The Dark
⑧ Children Of The Grave
⑨ Paranoid
⑩ Suicide Solution
⑪ I Don't Know
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オジー・オズボーンのソロキャリアの曲を中心にカヴァーしたもの。 これまた参加メンバーのうち、VoとGtだけ書いとけばいいか。 全パート書くのは結構めんどくさいんだよね。 他のパートには正直見覚えのない名前も多くて、そのたびにぐぐったり、カタカナ表記をどうするか悩んだりして筆が止まるしw
① Mr. Crowley:ティム・オーウェンズ、イングヴェイ・マルムスティーン
② Over The Mountain:マーク・スローター、ブラッド・ギリス
③ Desire:レミー・キルミスター、リッチー・コッツェン
④ Crazy Train:ディー・スナイダー、ダグ・アルドリッチ
⑤ Goodbye To Romance:リサ・ローブ、ドゥイージル・ザッパ
⑥ Hellraiser:ジョー・リン・ターナー、スティーブ・ルカサー
⑦ Shot In The Dark:ジェフ・スコット・ソート、ブルース・キューリック
⑧ Children Of The Grave:ジェフ・マーティン、ポール・ギルバート
⑨ Paranoid:ヴィンス・ニール、ジョージ・リンチ
⑩ Suicide Solution:アダム・パスコウィッツ、ピーター・パーディチッチ (THE FLYSというオルタナバンドのメンバーらしいがまったく知らない。 それはともかくメンバー名が難解…カタカナ表記にまったく自信がない…)
⑪ I Don't Know:ジャック・ブレイズ、レブ・ビーチ
面子的には豪華。 ⑤⑩はまったく知らないけどw
①:デリカシーの欠片もないイングヴェイのGtがこの曲をズタズタにしていると言われるが、もっと罪が重いのはティムだろう。 この曲の冒頭の力みまくった「Mr. Crowley!」は何だ!?w この衝撃に比べればイングヴェイの所業などはいつもどおり、予想どおりで恐れるに値しないw あ、そっか。 この原曲の主役はランディ・ローズのGtであって、オジーのVoがどのようになってるかというのは聴く側の優先順位も低く、多少アレでもあまり気にならないということなのか…w
②:むう…なぜマークはこんなに力んで歌ってるんだろう。 彼にヘヴィな歌を求めてる者など居ないと思うけど…。 彼はオジーの歌をこんな感じのヘヴィなイメージで捉えているのだろうか。
③:元々オジーとレミーとの共作曲なので、他のカヴァー曲とはちと意味合いが違う。 オジーが1991年に発表した"ラスト・アルバム"(今では(笑)を付けるべきか…w)、「NO MORE TEARS」にはレミーの名がクレジットされた曲が全部で4曲あるが、どうやらレミーは歌詞を書いたようだ。 このテイクはもうすっかりレミーの曲となっており、オジーのとどっちがオリジナルなのかわからなくなりそうw
④:ダグの器用さと堅実さがよく表れてる。 本人の希望はどうあれ、彼はスポットライトを浴びて輝くような適性を持つタイプではなく、そんなスターを横でコツコツと引き立てるのが似合うタイプだw そのスターとして当時のディーが相応しいかは微妙なところだが、まあ無難にこなしたかなという気はする。 ディーもなんかもうちょっとハジけてもいいんじゃないかなぁ。 まるでふたりとも他のアーティストの引き立て役のようだw
⑤:これ聴くまでは名前すら聞いたことなかったけど、リサによるこのテイクは良い感じだね。 他の収録曲がすべて、そして原曲が男声だからなおさらこの女声ヴァージョンが引き立つんだろうけど、原曲以上にロマンティックで素直に聴ける。 かなり感情を抑え気味に歌ってるのは彼女の特徴なのか、それともここでは意図的にそうしたのか知らないけど、そのせいか最後のアカペラがさらに切なく聴こえる。 この曲が終わって次に始まるジョーの歌に、「デリカシーはないの? 今はこの雰囲気に浸ってるんだから、もう少しだけ黙ってて」と文句付けたくなるくらいだw ドゥイージルはGtソロをほぼ完コピしていて、そのスタイルは親父とは正反対なくらい違う…と改めて思うw
⑥:これもオジーとレミーの共作曲。 レミーは自身のバンド、MOTORHEADでこの曲をカヴァーしてアルバムに収録している。 ところでジョーとオジーに接点なんてあったかなぁ。 ボブ・デイズリー辺りを介してなら人脈的には繋がるけど、それじゃ"トリビュート"するには弱いよなぁ。 やっぱ単に"お仕事"なのだろうかw
⑦:ジェフ・スコット・ソートはここでも良い仕事。 華のないブルース・キューリックとともに、職人芸の良さを感じるテイクだねー。 その身に染み込んだ哀しさか、ハジけようにもハジけきれない、職人のサガを感じさせるw オジーの個性が曲に独特のカラーを付けていた原曲よりも、曲自体のポテンシャルを素直に引き出してるのはこっちかもね。
⑧:これと次の⑨はオジーのソロ曲じゃなくてBLACK SABBATH時代の曲。 たぶん彼らはソロ時代にはあんまり思い入れがないんだろうw Gtソロは割と目立つような音作りになってるので印象も残りやすい。
しかしどうせならブルース・ブイエも連れてきて、高速ツインリードを入れて欲しかったw
それにしてもジェフ・マーティンのVoはすっかり丸くなってしまったようで、それが残念でもあり…。
⑨:ヴィンスは最初から存在感示してるし、ジョージも好き勝手に弾きまくってる。 元々シンプルな曲ゆえ、Gtソロもやや単調なのは否めないが、これだけ弾いてくれれば充分でしょw
⑩:他の面子と並べると、THE FLYSというオルタナバンドがなぜ参加したのかさっぱりだったけど、これを聴いて納得。 ここでは意図的にそうしてるんだろうけど、Voがオジーに似てる…。 もしどっかの店でこれが流れてたら、疑うことなく「お、オジーだ」と勘違いすると思うw
彼ら単独のオジー曲カヴァー・アルバムを企画して欲しいくらいw
⑪:これもところどころ似せようとしてる雰囲気は感じるけど、前曲が前曲だけにクリソツ度は低得点w Vo面では、どっちかと言えばむしろあまり似せようとしていない部分のほうが面白い。 ミドルの展開パートとかね。 後半以降に煽りまくるレブのGtも良しw
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